そろそろ年金受給を始める50代のあなた。年金を納付し始める20代のあなた。国民年金(老齢基礎年金)は、満額いくらもらえるか知ってますか?
あなたは、国民年金(老齢基礎年金)の受給額を知っていますか?
2020年度では、満額78万1700円です。月額、約6万5千円。
この額が、国民年金を満額支払った方が65歳以降に受け取れる金額です。
(参考URL:日本年金機構HP(老齢基礎年金との受給要件・支給開始時期・計算方法https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/roureinenkin/jukyu-yoken/20150401-02.html)
満額受け取れる条件は、保険料を40年、払うことです。まずは自分がもらえる額を知ることが大切です。今回は、いくらもらえるのかを計算してみましょう。
目次
老齢基礎年金とは
最初に、老齢基礎年金とは何でしょうか。老齢基礎年金とは国民年金の一つです。
65歳以上になると、保険料の支払い額によって、国から年金として受け取ることができます。保険料の支払いは、20歳以上から60歳以上に義務付けられています。
保険料はいくらでしょうか?
保険料は、月16,540円です。保険の加入期間は20歳から60歳までの40年間です。計算式は、
月16,540円×12カ月×40年=793万9200円になります。
2020年度の老齢基礎年金の満額は年額78万1700円受給
国民年金を満額受給する条件は、保険料の支払いを40年間分すべて納付することです。満額支払うと、老齢基礎年金は、年額78万1700円受給できます。(国民年金の免除期間や、免除額、滞納期間により、金額は異なります。)
計算式は 78万1700円 × 支払った月数(最大480カ月)/480カ月(40年)です
今回の計算では、免除期間等の計算はいれておりません。
参考サイトはこちらです。日本年金機構https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/roureinenkin/jukyu-yoken/20150401-03.html
老齢基礎年金の受給条件は?
老齢基礎年金の受給条件は、保険料の納付済み期間と免除期間の合計が10年以上あることです。支給年齢は、原則65歳ですが、繰り下げや繰り上げも可能です。早くて60歳から61歳の年に、遅くて70歳から受け取ることができます。*75歳まで繰り下げ可能になりました。
参考URL;日本年金機構
https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/roureinenkin/jukyu-yoken/20150401-03.html
このように、老齢基礎年金は、原則65歳から受給される金額の異なる公的年金です。また、自分の支払った保険料次第で、いくら受給できるかが異なります。
何年で国民年金の保険料の元をとれる?
では、何年で元をとれるのでしょうか?ざっくり計算すると、老齢基礎年金は、74歳ごろに元をとれます。

上の図は、年金の受給額の合計を表したものになります。
横軸が年齢、縦軸が年金の受取総額です。
年金の受給額の合計が、800万円をこえるとそれ以降黒字になります。
計算すると
800万円 ÷ 78万1700≒10.2年
65歳から受給で74歳から75歳になる年にプラスになります。
老齢基礎年金の受給額が保険料を超えた後は?
74歳以降は、老齢基礎年金は、支払保険料よりも多くなります。
つまり、リターンと考えることができます。
日本人の平均寿命が80歳以上と考えると、80歳までの受給額は支払い保険料の約1.5倍の金額に、85歳までの受給額は支払い保険料の約2倍の金額になります。

まとめ 老齢基礎年金の受給額は?
老齢基礎年金の受給金額は、支払った保険料によって異なります。満額支払うと年額78万1700円受給できます。年金を主にした、老後の資産管理を考えている方は、将来どのぐらいの金額が返ってくるのかを、知っておくのが良いでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
もし、計算間違い等ございましたら、ご連絡ください。
おまけ 参考書
私は、初めにこの本を参考書代わりに使用しております。この本を参考にして、年金機構などのホームページを閲覧してまとめています。