トライボロジー 技術系

機械機器におけるトライボロジーの実用例3選。元トライボロジストが紹介してみる。

さて、前回の記事でトライボロジーをなんとなくわかったという方、全然わからないという方も。

実際どのような場所で使用されているのか気になりませんか?
そこで、今回はトライボロジーの実用例3選を紹介します。

トライボロジーの実用例

ベアリング

ベアリング(軸受け)です。機械要素になくてはならない、部品の一つです。これがないと車の車軸は回りません。すぐに焼き付いて故障してしまいます。

車の車軸のほかに、ロケットのエンジンにも使用されています。エンジンは回転しながら出力をだすため、軸受けには絶対的な性能保証が必要です。

ハンドスピナーも軸受けを利用しています。中心を指で挟んでますよね。そこに軸受けが搭載されています。軸受けがあることで、回転時の摩擦を減少させているのです。

湿度式クラッチ

ベアリングは、摩擦を下げるものです。一方で摩擦を上げる箇所に適用もされます。例えば、車のクラッチです。
クラッチの表面は実は”紙”のものが多いです。お互いに絡み合い動力を伝えやすくしています。

実は、摩擦といっても下げるだけではなく、上げる工夫もトライボロジーの役目の一つです。

しゃもじのボコボコ

しゃもじのボコボコです。これはどんな意味があると思いますか。

ごはんをつきにくくするため。それをなすためにボコボコがあります。
ご飯をよそうときどうしますか?
最初に水をつけますよね。この水を逃がさないようにする形状がボコボコです。
このようにトライボロジーは、表面形状を変えることによっても摩擦を制御しています。

トライボロジーの利用は、これだけには収まりません。靴の裏の溝や、フライパンのテフロン加工もトライボロジーの技術の一つです。
あなたも、興味を持ったらこれはトライボロジーのどんな技術だろうと考えてみて下さい。

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じーこ

メーカーの研究開発者 技術・サイエンスライターをしています。 ■資格 計算力学技術者 固体1,2級 国家資格 技術士補(機械) ■専門 CAE、機械系 このサイトを運営しているこーじです。 仕事の実情や、たまにためになる記事を徒然なるままに書いていきます。

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