長八珈琲店

インタビュー
Interview
インタビュー
(左)吉田真友子さん (右)吉田仁さん

店内は猫グッズだらけ!レトロ感溢れる喫茶店

長八珈琲店

吉田 仁さん、吉田 真友子さん

Hitoshi Yoshida , Mayuko Yoshida

リポーター 安井 真羽さん

静岡県出身、常葉大学経営学部
趣味・好きなもの:建築物や花の鑑賞

静岡県民に一番合う珈琲を

静岡県民が好む豆を研究し、深入り濃いめの酸味が少ないすっきりした味わいで飲みやすさが魅力の長八珈琲店さん。また、店内は猫ちゃんのグッズが周りに沢山あり、アットホームな雰囲気の中、癒される空間となっています。

店内には猫グッズがたくさん!
サイフォン式コーヒーが自慢の商品

培った焙煎技術はアルバイト時代のマスターから

東京でのアルバイト先のマスターさんが入れたコーヒーを飲んだ時に、人によって味が違うことに感動し、創業をするきっかけともなった理由を聞き、身近な人の良い技術や魅力を吸収する姿に共感を得ました。

試行錯誤を重ねたメニューの数々

何度も試行錯誤して誕生したすっきりした味わいと飲みやすさが特徴の長八珈琲店さん。静岡の農家の野菜を使用したカフェメニューやご飯、パスタなども人気で、お客様のニーズに応えられるように日々 精進していく印象を持ちました。
また、焙煎する姿を近くで楽しむことも出来るので、技術や見た目が分かりやすく楽しめるのも良い工夫だと感じました。

(左右)吉田夫妻 (中央)リポーターの安井さん

長八珈琲店について:
私は、新潟県小千谷市の出身で東京の大学に進学した時に、アルバイトに雇っていただいた都内杉並区の喫茶店で、サイフォン式のコーヒーに出会いました。料理の盛り付けなども習って、楽しく仕事をさせていただきました。そして何よりも自分の人生を変えたことが、そのお店のマスターの入れたコーヒーが美味しかったことです。妻は私の2年後にお店で働くようになり、それがきっかけで知り合いました。私も妻も、マスターとママに可愛がっていただき、お二人が憧れの存在になっていました。

静岡県との出会い:
東京での生活は素晴らしい出会いもありましたが、東日本大震災では都内で帰宅難民も経験し、なんとなく東京とは別の街で喫茶店をやってみたい思いが強くなりました。神奈川県でお店をやる話しもありましたが、家内の実家が静岡市内で静岡に足を運ぶ度に、私も妻もあらためて東京など都会には無い、親しみやすく明るい静岡の街の良さを感じ静岡でお店をやることを決めました。

静岡県民の口に合うすっきりしたコーヒー

駿府町に決めた理由:
お店のテナントを探す中で、駿府町のこの物件に出会いました。元は居酒屋さんだったというこのお店は、入り口からカウンターを抜け奥に長く、二階スペースもあります。他の物件には絶対無いのは一階の一番奥のテーブル席のスペースのすぐ外に駿府城の石垣があることです。私はお城も大好きだったので、ここしか無いと感じ決めました。
また、静岡市は焙煎やコーヒー豆のお店が多い街で、特に深入りのコーヒー豆の人気があると思います。性別を問わずいろいろな方に飲みやすいコーヒーが多く、当店もそんな味わいのコーヒーをサイフォン式にこだわり提供しています。

人との繋がりと暖かさ:
駿府町は、すごくあたたかい場所、下町感もあって親しみやすいと思います。特に、コロナになってからすごく助けられていることを実感しました。
私たちは、二人とも猫が大好きで気がついたらお店の中も猫のアイテムが増えていました。実はそう計画していたのではなくて、お客様と猫の話をしていたら猫のグッズを持ってきてくださったり、お店の玄関もイラストレーターの方がその方のタイミング立ち寄って描いてくれています。猫の絵を描いていただいた時に、その猫の絵が気になって来店くれたお客様もいらっしゃいます。みなさんとの輪の中で、私たちのお店がお互いを気遣う、尊重し合う空間になってくれたらと思います。サイフォン式のコーヒーのように味わいだけでなく、見ていても楽しいお店でありたいと思います。

長八珈琲店

住所静岡県静岡市葵区駿府町1-32
TEL054-659-1076
営業時間11:30~20:30
定休日不定休

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