シリケカフェ北街道店

シリケカフェについて：
セノバを水落の交番に向かって歩き、学生服のやまだを越えて数十メートルほど進むと、北欧パンとオーガニックカフェの店「シリケカフェ」があります。店内にずらりと並ぶ北欧のパンは、どれも特徴があり、自然の美味しさが詰まったものばかりです。
パンを焼くのは永井さんの夫の匠さんで、2018年10月に現在の駅南本店「シリケカフェバーケリ」がスタート。2022年11月に、駿府町に２号店となる「シリケカフェ北街道店」がオープンしました。

パンづくりを始めた経緯：
永井さんは学生時代から海外に興味があり、イギリスに１年間ボランティア留学をしていました。帰国後、匠さんが始めた車椅子のフィッティングの仕事を手伝う中で何度も北欧を訪れ、北欧の人たちの考え方や暮らし方に触れて、人生観に大きな影響を受けたそうです。
子育てはそんな北欧でしたい、と思い、北欧で仕事を探し、ノルウェーのシュタイナー系コミュニティに当時２歳の息子さんとともに３人で暮らすことになりました。そのコミュニティで100人以上のパンを作るベーカリーのアシスタントになった匠さんは、ドイツ人マイスターからパン作りを教わりました。
師匠のドイツ人マイスター、ラルフ氏が焼くパンは、とびきり美味しいものだったそうです。オーガニックの素材を使い、シンプルだけれど噛み締めて食べる度にその美味しさに感動するものでした。「良い素材で焼くパンは、本当に美味しい」と、永井さんご夫婦は心から実感したそうです。

ノルウェーから帰国して、すぐに長野県小諸市に移住。移住後３年の頃、ベーカリーカフェ「シリケカフェ」をオープンしました。
オープンから５年目に入った頃に親の介護のため静岡へ戻ることに。シリケカフェを再開させたかったのですが、実家のスペースは狭く、ベーカリー部門だけをオープン。長野でのカフェのお客さんとの交流が忘れられず、４年後に２号店をカフェ併設の形でスタートさせたそうです。
パンやカフェを通じて「繋がり」の場所を作りたいと言う永井さん。北街道駿府町に出店し「リピーターになってくれたみなさんに支えられている実感があり、とても嬉しいですね」と話してくださいました。

匠さんが作るパンは、ノルウェーの師匠ラルフ氏のレシピのまま。いろいろな種類のパンは全て、あの時・あの場所で出会ったものです。永井さんが話す「繋がり」は、ここにしか無いパンと、永井さんご夫妻の北欧での思い出にも触れる出会いになることでしょう。

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