
創業40年以上!お客様への信頼を大事にするアパレルショップ
スリーカウント
齊藤 忠夫さん
Tadao Saito

リポーター 水野 莉子さん
静岡県出身、静岡県立大学薬学部
趣味・好きなもの:美味しいものを食べること、絵を描くこと
お客様から信頼されること
1982年の創業から43年間、駿府町に店を構える衣料品店です。店名「スリーカウント」には、齊藤さんが店を継続するために心掛ける「3つのこと」の意味があります。
スリーカウントの1つ目の意味は「売っている人への信頼」です。不愉快な思いをさせない、頼まれたことはきちんとやることなど……。一つひとつのお仕事に対し誠実な姿勢で取り組んでいるからこそ、スリーカウントはお客様から信頼され続けているのだと思いました。


洋服を楽しむこと
スリーカウントの2つ目の意味は「売っているものへの信頼」です。こだわりが沢山詰まった洋服は、傷や汚れに細心の注意が払われています。
実際に販売されているジャケットを見せていただきました。そのジャケットは、20代の方がそれに合わせた服を着れば20代の服になり、70代の方が着たら70代の服になります。洋服に年代はありません。「着たいものを着るのが一番。家のクローゼットにないものを楽しんでほしい」と齊藤さんは語ります。
洋服との新しい出会いの場所
スリーカウントの3つ目の意味は、「入りやすくて、気持ちよく帰れる店であること」です。店内に飾られたサクラランは年に1度、ピンク色の綺麗な花を咲かせます。壁や天井は淡い茶色で統一されており、温かな雰囲気の中で新しい洋服との出会いを見つけることができます。

最後に、齊藤さんのお客様への思いを教えてもらいました。私たちは気分が落ち込むこともありますし、新しい何かに挑戦する際には大きな覚悟が必要になる場合もあります。ポジティブな気持ちになりたい時や節目の時に、新しい洋服はきっと自分の気持ちを良い方向に変えてくれます。人生のどんな場面でも、身に着ける洋服から元気を貰ってほしい、それが齊藤さんの願いなのです。


スリーカウントについて:
1982年からここ駿府町で婦人服の販売を営むアパレルショップ、スリーカウント。今年で43年もの長い時間、日本そして世界のファッション文化やトレンドを静岡に発信しています。1982年のオープンは、テナントビルが完成した年、新築の時代からずっとこの駿府町で営業されています。オーナーの齊藤忠夫さんは元々大学で油絵を専攻していたアーティスト。アパレルに興味を持ち始めたのは、当時からの婦人服の華やかさ。ファッションとして形と色、特に季節が変わるごとの色彩の美しさに心を惹かれ、アパレル業界に進んだそうです。

スリーカウント オープンの経緯:
大学を卒業後、婦人服のお店に就職した齊藤さん。しかし当時は性別と職業に対する固定観念が濃い時代で、婦人服店に男性店員は珍しく、スタッフと思われないことも多かったそうです。その当時からアメリカ・ロサンゼルスなど海外にも出張し、海外のファッションの現場を体験し知見も深められました。ただ、仕事では異動も多く勤務場所が変わる度に家族にいろいろな負担をかけていると感じ、それまでの経験を活かし、この「スリーカウント」をオープンされたそうです。静岡市内の特にこの駅北エリアではアパレルのお店は呉服町や七間町にも多くありますが、人通りとその雰囲気に加えビルが新築されたこともあり、お店の場所は駿府町と決めたそうです。
店名の由来ついて:
店名の「スリーカウント」の意味は、齊藤さんが自らオーナーとしてご商売を始める際に一番大切にしなければと思う気持ち。「店を継続していくためには、3つの『信頼』が大切だと思っています。ひとつはお客様との人間関係での『信頼』。2つ目は売っている商品に対する『信頼』、3つ目は気持ちよく入れて気持ちよく帰れるお店の居心地への『信頼』」を店の名前にしています」と齊藤さん。この3つの『信頼』はそれぞれ繋がっていることが大切で、アパレルだけではなくどの商売にも共通した、サラリーマン時代からのご経験から痛感した重要なポイントと感じられていらっしゃるそうです。
商品について:
時代の変化にも敏感な感性を備えること。齊藤さんのお話しからは、アーティストの感性や直感を感じることができます。婦人服は紳士服と違い、毎年新しいトレンドがはっきり変わること、そして四季の変化によりそのトレンドもさらに変わっていくことが楽しく、そして努力を必要としているそうです。齊藤さんのお店の商品は、シンプルながら特徴のある雰囲気を醸し出す服ばかり。いつも「お客様が持っていない、そして私自身にとっても新鮮な服をお店に置いて紹介したい」と考えているそうです。
最近の気候変動は、ファッション業界にも大きな影響があるそうです。四季に合わせ4回の商品の入れ替わりが、最近は春と秋が極端に短くなりともすれば、夏と冬だけの季節感になりつつあります。「その人が自分のファッションを褒められること、それはその人の周りの人が感動を覚えたということだと思います」と齊藤さん。そのことが褒められた人にとって「新しい洋服から『元気』をもらう、そして『勇気』ももらえることだと思います、とも。変わりゆく時代の様々な変化の中で、楽しさや驚きを内に秘めたファッションを提供するお店・スリーカウント。来店するお客様一人ひとりを笑顔にする服たちに出会えるお店です。
スリーカウント
住所 | 静岡県静岡市葵区駿府町1-45 |
TEL | 054-254-2306 |
営業時間 | 10:00~19:00 |
定休日 | なし |