北街道に彩りを添える花屋
フローラ45
新村 範子さん
Noriko Shinmura
リポーター 安井 真羽さん
静岡県出身、常葉大学経営学部
趣味・好きなもの:建築物や花の鑑賞
安定したお花の提供とニーズに応える力
フローラ45さんでは、品質安定かつ法人個人どちらでも対応しているため、ニーズに応えられる力が魅力です。
また、1つの部門に捉われないように工夫して経営しているため環境に左右しにくいのが特徴で す。
情報のアップデートは欠かさずに
常に古い情報にならないよう今のトレンドに合わせたフローラ45さん。広範囲に視野を広げ、商店街同士のつながりや地域にも愛される工夫をしている姿に共感しました。
最新の流行のチェックやSNSをフル活用!
長年愛されている理由として、どんな時でも変わらない安定的な品質とニーズに応えられるように、流行の情報収取やディスプレイ調査、SNSの活用を行うといった工夫が挙げられると感じました。また、商店街同士とのつながりや社会貢献に力を入れている印象を持ちました。
フローラ45について:
祖父がお店を創業した明治45年、この年数とギリシャ神話の花と豊穣と春の女神「フローラ」を由来にお店の名前「フローラ45」と名付けられています。私のおじいさんはもともと清水の庵原町で仕事を始めたと聞いています。当時は、生活の中で生け花需要が高く、料理店などの来店方のお店でお店の中に花を置くことが当たり前時代で需要が高くなっていたようです。ただ当時は、まだ野原や山の花を摘んで集め販売する方法だったようですので、今のような安定した花の提供は難しく、苦労も多かったのではと思います。
新村さんご自身について:
お店は私の代で3代目になります。鷹匠で生まれ育ち、大学は京都に入学しました。大学を卒業後、京都のお花屋さんに入社し、その後静岡に戻り、フローラ45に勤め今に至っています。
大学生の時にオートバイの免許を取り、社会人になって北海道にツーリングに行きました。ちょうど京都から静岡に戻るタイミングを利用して、多めの余暇が取れました。北海道での思い出はたくさんありましたが、中でも印象的だったのが、帯広市の六花亭さんの活気でした。全国的にも大人気の名店なのに、お店には地元帯広や道内のみなさんがたくさん来店していて、地元や地域に愛されるお店の活気におどろかされました。
これからのフローラ45:
花の業界は祖父の時代から、社会の変化に沿って常に変わって来ています。その時代ごとのトレンドやニーズに応えられるように、自分の置かれた業界と社会の関係に敏感でありたいと思っています。その中で、ここ静岡市のお店として、この街のみなさんに愛され、足を運んでいただけるように、みんなで新しい企画を考えています。近年は、毎日の生活にお花をできるだけ身近に感じていただき、お店にも来ていただくきっかけとして、お花のサブスクも初めました。
北街道への思い:
昨年2022年9月から、毎月第3土曜に鷹1商店街と駿府町商店街で活性化イベント「きたかいマルシェ」を企画しました。10年以上開催されコロナで中止となっていた、鷹の市・駿府市を新しいイベントとしてスタートしました。これからこの商店街の活性化はこの地域のみんなで知恵を出し合い盛り上げて行きたいと考えています。イベントを開催し、新しい課題や大変な部分もありますが、みんなが同じ目標を持って活動できることも商店街の長所だと思います。これからもみんなで熱く活気のある街にして行きたいと思います。
フローラ45
住所 | 静岡県静岡市葵区鷹匠1-4-5 |
TEL | 054-252-0086 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
定休日 | 火曜日 |
HP | http://www.flora45.jp |